髙橋 和重
たきざわのひと takizawanohito
File 005
百花(フラワーショップReal)
髙橋 和重
File 005
百花(フラワーショップReal)
代表
髙橋 和重
第11代滝沢市商工会青年部 部長
公開日:

はじめに

◆心と空間に季節の彩りを◆
花々や植物を通して、人々の暮らしが潤いあるものとなり、また癒されますよう、心のこもったご提案をさせていただきます。また、大切な方の誕生日や結婚記念日、開店祝いなどのお祝いごとを彩るアレンジメントや花束、お悔み・お供えのお花を多数ご用意しています。

■設立年月日:平成20年10月
■従業員数:5名

髙橋 和重

INTERVIEW

どのような子どもの頃や学生時代を過ごされてきたのかお聞かせ下さい。

小学校4年生から始めたスピードスケートを、高校3年生までの9年間続けた。小学校の授業もスキーではなくてスケートだったし、何より県営スケート場が近かったのもある。中学校の時は、スケート部は冬場しか活動しなかったから、夏場は陸上部に在籍はしていたけれど、サボっていたなぁ(笑)冬は真面目にやっていたよ、もちろん。スピードスケートの競技人口が少なかったから、県大会への出場は直ぐだった。インターハイとか国体に出れる競技でもあった。
不来方高校への入学を決めたのも、スピードスケートがあったから。まだ開校して間もない学校だったから、いろんなことを体験できた。先生たちも熱かったしね(笑)そんな中でも1番大変だったのは、【遠泳】。あれは、きつかった。途中でリタイアすることもできたけれど、体育科なのにそれはしたくない意地とプライドもあって、最後まで泳ぎ切った。他は、文化祭ではバンドをやったりもして、高校時代を謳歌していた。本当に楽しかった。

髙橋 和重
高校卒業後はどのような道に進まれたのですか?

東京商科学院(現在の東京商科・法科学院専門学校)という専門学校に入学。“ショウカ”って“生花”じゃなくて“商科”の方ね。経理系の資格をそこで学んで取得した。店を持つためではなくて、特にこれをやりたいという夢もなく、なんとなく銀行とか金融系に勤めようかと思っていたから。でも、結局は勤めずに最初は“農業”を始めた。実家が花巻市で土地があったから、そこで切り花の生産を始めた。その時に親戚がたまたま東京で鉢花や観賞用の仕入れをしていて、それに一緒に付いていくようになって、自分も東京の市場へ行くことが増えた。そうしたら、こっちでは見られない、いろんな種類の植物を見ている内に、生産よりも販売の方に興味がわいてきた。切り花の生産って色んな種類を作るとなると、広大な面積やハウスが必要になる。そういうのもあって、生産は1年でやめて販売の方向にシフトを変えた。
初めは、園芸だけでやろうと思って、盛岡市にリールを開店した。だけど、仕入れも手競りも分からないままで始めたから、最初は花を買えなった。当たり前だよね、“素人には物売らないよ”っていうのは。昔からの馴染みだって当然あるし、何も学ばずにひょっこり現れた新参者にはね(笑)
でも悔しかったから、市場に行きながらその場で学んでいった。競りの時に使う手競りのルールなんかも。当時は、今はもうないけれど北上市の花市場まで行き、東京の市場で仕入れが出来なかった花を仕入れた。競りで色々買えるようになってくると、市場の人からも“こういうの入ってるよ”と声を掛けられるようになり、仕入れが楽にできることが増えていった。

百花、リールを創業された経緯について教えてください。

あの当時は、ガーデニングが流行し始めたことも手伝って、一気に売上が上がった。でも、自分もまだまだ浅はかで、経営のノウハウ、花を売ることに対してのノウハウも含めて、ちゃんと学んでいなかった。だから、ブームが去っていくのと共に売り上げも落ちてきたから、一度このリールを閉めてしまった。そこで今度は、百花のハウスを滝沢に建てて、青山町の朝市で花を売っていた関係から、田楽茶屋さんと知り合って、「滝沢の商工会と青年部に入らないか?」と誘ってもらった。前のリールの繋がりもあり、仕事がある程度入ってくるようになって、利益がやっと出せるようになった。そこで、改めてこのリールを再開させた。その頃には、青年部の部長をやっていた。こうしてみると波乱万丈だなぁ(笑)店をつぶしたりまたやってみたり。

髙橋 和重
百花でクリスマスローズに特化させたのはなぜですか?

切花を扱う花屋って、冬場に売る花が無くなってしまうんだよね。シクラメンのある12月までは良いけれど、12月~3月は閑散期で、収入源がなくなる。3月からは卒業・入学、進学・異動でまた増えるけれど。だから、その間の売上を作るためにクリスマスローズの生産を始めたんだよね。だけど、まだまだクリスマスローズの新事業は赤字だね。クリスマスローズのような宿根草(しゅっこんそう)は、1度植えてしまえば、そこの庭には植えっぱなしになる。反対に1年草だと、時期を終えた苗を抜いてきれいに整えて、また新しい苗を“購入”して植え直す。だから、宿根草は、売る側としてはリスクが高い。毎年売れるかと言ったら、ある程度植えた人は買わなくなるし、クリスマスローズは10年以上は咲くからね。株も増えて大きくなれば“買う”機会がなくなってしまう。そこで、クリスマスローズを改良して下向きを横咲きにしたり、品種改良の多彩さに魅せられたのもあって、今もなおクリスマスローズに投資しつつ、まだ投資が続いている状態だなぁ(笑)だから、クリスマスローズのプリザーブドフラワーも、そろそろ本格的に始めようと思って動いている。ただ、3月~4月に収穫して薬剤に漬ける一連の作業と、卒業・入学シーズンの繁忙期が被ってしまっている。でも、今年こそはチャレンジしたいと思っている。
加えて、クリスマスローズの最大の難点は、3年経たないと花が咲かないこと。ホームセンターで売っているクリスマスローズは、花が咲く前の状態で売っている。それゆえに、実際に咲いた花の色と購入した時のPOPなどに貼ってある花の写真と色が違うという事が結構ある。そうなると、せっかくその色の花を楽しみに買ったお客さんを、がっかりさせてしまうことになる。だからうちでは、3年たって花が咲いた状態のものしか売らない。お客さんが喜んでくれるのが1番だからね。

今後力を入れていきたい事などをお聞かせ下さい

これまで商工会青年部長、理事、観光協会理事などに携わってきて、滝沢には「観光地」といえるものがないとずっと思ってきた。だから、それを作ってみたい。クリスマスローズや他の草花で創った庭、近くにはドッグランなんかがあっても良い。イチゴの摘み取り体験や、農業体験のようなコーナーがあっても面白いだろう。もちろん飲食コーナーも。地元の食材を使ったものや、地元でしか食べられないメニューを創り出して提供するのも面白い。そういった自然に触れ合えるような観光地、テーマパークが欲しいよね。スマートインターもせっかくできたことだし、土地の問題とか色々あるから、簡単にはいかないだろうけれど、「これが滝沢だ!」っていう観光地を作るのは面白いだろうね。夢のままじゃなくてさ。
自分の店の事でいうなら、ハーバリウムの体験教室は再開させたい。コロナで今は自粛せざるを得ないけれど、好評だったから。そんなとこかな!あとは60歳で引退、これが理想(笑)

髙橋 和重
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